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4/28(火)ニュース アクセンチュア最新調査――企業の8割が5Gのインパクトは絶大と評価する一方、セキュリティを懸念

この記事の注目点はココ!

・アクセンチュア株式会社の調査によると、世界の意思決定者の約80%が5Gによってネットワークが革新的な進化を遂げると期待している
・一方で、「4Gは革新的なインパクトをもたらした」と考える回答者は約25%しかいなかった
・回答者の約60%が「5Gによってサイバー攻撃の影響を受けやすくなる」と危惧している

【ニューヨーク発:2020年2月25日】アクセンチュア(NYSE: ACN)のグローバル調査によると、企業は、5Gによってネットワークが革新的な進化を遂げると考えている一方で、5Gのセキュリティに懸念を抱いていることが明らかになりました。
アクセンチュアは、日本を含むアジア太平洋地域、ヨーロッパ、北米の12の業種において、経営やテクノロジーに関する意思決定者2,600人以上を対象に調査を行いました。調査の結果、全体の79%が「5Gは自社に極めて大きなインパクトをもたらす」と回答し、全体の57%が「革命的なインパクトをもたらす」と回答しました。一方で、「4Gは革命的なインパクトをもたらした」と考える回答者は、24%に留まりました。
しかし、こうした楽観的な見解にも関わらず、5Gのセキュリティに関する懸念は、昨年と比べてわずかに強まっています。セキュリティの懸念を示した回答者の割合は、昨年の調査では32%でしたが、今回は35%となりました。また、62%が「5Gによってサイバー攻撃の影響を受けやすくなる」と危惧しています。多くの企業は、ほとんどのサイバーリスクが、デバイスや人など、ユーザーに近いところから発生すると考えています。
アクセンチュアの通信・メディア部門を統括するシニア・マネジング・ディレクターのジョージ・ナチ(George Nazi)は次のように述べています。「5Gと、すでに把握されているセキュリティリスクの間には、複雑な相関関係があります。今回の調査によって、企業の経営陣は5Gによって経営がより盤石になると考える一方で、ユーザーのプライバシー、インターネットに接続されたデバイスやネットワークの多様化、サービスプロバイダーのネットワークへのアクセスやサプライチェーンにおける安全性など、5Gのネットワーク・アーキテクチャ特有の課題が伴うと考えていることが分かりました。」
今回の調査では、74%が「5Gの普及に伴い、セキュリティ関連のポリシーや手順を見直すつもりだ」と回答しており、企業が課題に対して事前対策を検討していることも判明しました。
5Gのコストと展望
経営を圧迫する別の要因として、5Gがもたらす変化への対応コストがあります。特に、5Gの運用コストへの関心が高く、「ITインフラストラクチャやアプリケーションの運用コストは上昇する」と考える回答者は全体の80%を占めています。一方で、31%が今もなお「5G導入の初期費用は高額になる」と考えています。
5Gへの投資に見合った価値を生み出すためには、ユースケースを策定する段階から、他社との差別化を図ることが重要となります。今回の調査では、52%が「最大の課題は5Gによるイノベーションの創出だ」と回答しています。
また、5Gの潜在価値を引き出す上で、企業が外部のサポートの必要性に認識しつつあることも明らかになりました。例えば、72%が「5Gを使ったコネクテッド・ソリューションの構想を描く上で外部のサポートが必要だ」と回答しています。また、5Gアプリケーションの社内開発を予定している企業の割合は14%で、昨年の23%から減少しました。
今回の調査によって、世界中の企業が課題を抱えながらも、5Gの活用に活路を見いだしていることが分かりました。5Gがもたらす恩恵は多岐に及んでおり、関心も高まっています。例えば、「外出先の従業員が現場で必要とするサポートについて、今後4年の間に5Gを利用して提供する予定だ」と回答した割合は85%で、昨年の68%から増加しています。
前述のジョージ・ナチは次のように述べています。「企業は、適切なビジネス戦略やエコシステム形成を進めることで、5Gに関する魅力的なユースケースやビジネス成果を生み出すことが可能になります。通信サービス事業者に関しては、さらなる成長の可能性を引き出すために、5Gのエコシステムにおける中心的役割を担うことが急務となります。」レポートの詳細は、 https://www.accenture.com/jp-ja/insights/communications-media/accelerating-5g-future-business をご覧ください。

調査方法
アクセンチュアは英ラウドハウス・リサーチ(Loudhouse Research)に委託し、2019年12月に、日本、米国、英国、スペイン、ドイツ、フランス、イタリア、シンガポール、アラブ首長国連邦、オーストラリアの12の業種において、経営やテクノロジーに関する意思決定者2,623人にインタビュー調査を実施しました。調査は、5Gに関する企業の理解度、現時点での導入状況、潜在価値に対する見解を正確に把握する目的で行われました。今回は、2019年に発表した調査(2018年11月~12月に調査を実施)と同じ質問を行った上で、セキュリティ、コンサルティング、収益化について詳細に考察しています。

引用:アクセンチュア最新調査――企業の8割が5Gのインパクトは絶大と評価する一方、セキュリティを懸念

5Gが世の中に普及することで革新的な進歩が期待できるぶん、外部からのサイバー攻撃を受けやすくなる心配性もある。そのため、企業が課題に対して事前対策をとることが大事になってくるだろう。

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