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4/17(金)ニュース コロナ自粛で期待 「XR」仮想空間と現実 5Gで融合、映画のような世界を実現

この記事の注目点はココ!

・新型コロナウイルスの感染拡大で各地の自治体が不要不急の外出自粛を呼びかける中、XRは日常生活をより便利にし、産業も大きく変える可能性を秘めている
・専用機器やソフトの開発が途上のため、市場拡大は緩やかだが、5Gの普及とともに成長が見込まれている

本格商用サービスが始まった第5世代(5G)移動通信システムを活用した、現実空間や仮想空間を楽しむ「XR」技術への期待が高まっている。通信の高速大容量化で、膨大なデータのやり取りがどこでも可能となることで、別世界の住民になりきったり、機械を遠隔操作したりと映画やマンガのような世界が実現するからだ。新型コロナウイルスの感染拡大で各地の自治体が不要不急の外出自粛を呼びかける中、XRは日常生活をより便利にし、産業も大きく変える可能性を秘めている。

XRは、さまざまな空間技術をまとめた総称で、エックスアールと読む。Xは「未知数」のことで、「X Reality(エックスリアリティーまたはクロスリアリティー)」を略している。現在は仮想現実(VR)や拡張現実(AR)、複合現実(MR)の実用化が進みつつある。

VRは、コンピューターグラフィックス(CG)などで作られた仮想の空間を実世界のように体感する技術だ。1930年代の飛行機の操縦を訓練するシミュレーターが発祥ともいわれ、専用のVRゴーグルなどを装着して体験するのが主流となっている。

既に、据え置き型テレビゲームやスマートフォンのゲームなどで実用化されている。携帯電話大手各社は5Gの対応サービスとして、VRによるスポーツ観戦やアイドルのライブ鑑賞などを始めている。

また、失われた歴史的な建造物を仮想空間に再現して鑑賞するなど、文化財の保護に活用する動きも出ている。

平成27年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された長崎市の端(は)島(しま)(通称・軍艦島)では、立ち入り禁止区域の様子もみられるVRの「疑似体験ツアー」が人気だ。

現実世界の映像にCGなどの映像や情報を重ね合わせるARは、スマホのカメラを向けると、実際の風景の中に、モンスターがいるように見えるスマホゲーム「ポケモンGO」で広く知られるようになった。

スマホやタブレット端末で服の映像を自分の姿に重ねて表示すれば、実物が目の前にないインターネット通販でも“試着”を楽しめる。大型家具を自分の部屋に置いた場合の雰囲気も簡単に映し出せるため、米アマゾン・コムなどネット通販大手も導入し始めた。

屋外で利用すれば、景観を壊すことなく観光案内板や公共交通機関の時刻表を表示できる。多言語にも対応しやすく、訪日外国人へのサービス向上につながる。車のフロントガラスにカーナビや警告などの情報を表示する技術も間もなく実用化されそうだ。

一方、MRは、目の前の景色に3次元(3D)映像を重ねて表示する新しい技術だ。固定の文字情報や映像を重ねて表示するARとは異なり、センサーやカメラを使って、利用者の位置情報を検出することで、仮想の3D映像に近づいたり、さまざまな角度から見たりできる。本格的な実用化はこれからで専用ゴーグルの開発も進められている。

専用ゴーグルをつけると、目の前に車のデザイン案の3D映像が原寸大で現れ、実車と同じ感覚で評価できるほか、医師による難度の高い手術のトレーニングも、MRであれば実際の手術と同じような感覚でシミュレーションできる。

さらに、現実世界に過去の映像を差し替えて映すことで、昔の出来事があたかも現在、目の前で起きているかのように錯覚させる代替現実(SR)という新技術も実験段階にある。人の心理面にまで影響を及ぼすSRは、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療に役立つとされる。

矢野経済研究所によると、国内のXR関連の市場規模は令和元年に3951億円だった。専用機器やソフトの開発が途上のため、市場拡大は緩やかだが、5Gの普及とともに成長が見込まれている。同研究所は、7年には市場規模が1兆1900億円を超すと予測する。

新型コロナの感染拡大で全国各地で外出自粛が求められる中、VRによるテレビ会議システムがテレワーク普及の起爆剤となる可能性もある。クラスター(感染者集団)を発生させないよう、熟練作業員が遠く離れた作業員にMRで指示を出すなどの取り組みも期待されており、XRは今後、ますます広がりそうだ。

XRのさまざまな技術は、仮想空間と現実空間のどちらに主軸を置くかに違いがある。

VRは「Virtual Reality(バーチャルリアリティー=仮想現実)」の略で、仮想世界をあたかも現実のように体験できる。高い没入感で非日常を味わえるゲーム分野などと相性がいい。

ARは「Augmented Reality(オーグメンテッドリアリティー=拡張現実)」の略で、現実と文字や記号、映像などの情報を重ね合わせるのが特徴。スマートフォンをかざすだけで情報が表示されるなど手軽に利用できるのが利点だ。

両者の中間のMRは「Mixed Reality(ミックスドリアリティー=複合現実)」の略で、目の前の空間に立体的な映像を表示する。(経済本部 高木克聡)

引用:コロナ自粛で期待 「XR」仮想空間と現実 5Gで融合、映画のような世界を実現
5Gの商用サービスの提供開始に加え、猛威を振るうコロナウイルスによる影響が逆にXR技術の進化と浸透を後押しするきっかけとなるかもしれない。

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