ロシアのハッカー集団「キルネット」が、日本へのサイバー攻撃を、相次いで仕掛けているようです。
キルネットは、政府系サイトや、東京メトロ、名古屋港などの交通インフラを標的に、日本へ「宣戦布告」をしました。
日本のウクライナ支援に反発したものとみられ、攻撃の長期化が心配されます。
キルネットの攻撃対象などの情報は、通信アプリ「テレグラム」上でを発信されています。
9月6日の夕方、日本の行政情報のポータルサイト「e―Gov（イーガブ）」などが閲覧できなくなった際も、キルネットが犯行声明を出しました。
「DDoS攻撃」という大量のデータを送り付けることで、障害を発生させる攻撃とみられています。
これを手始めにキルネットは、JCBやミクシィ、ニコニコ動画などにも攻撃を開始。
翌日の7日には、日本政府に宣戦布告するというの動画を投稿しました。
その後も東京メトロやネット掲示板「5ちゃんねる」が、相次いで狙われました。
さらに、日本の金融機関や航空会社などへの攻撃を求める投稿が、閲覧者からキルネットへ寄せられています。
セキュリティー事業などを手掛けているアカマイ・テクノロジーズの中西一博氏によると、「思想的背景を持つハッカー集団は、標的を変えつつ1～6カ月程度、断続的に攻撃することが多い」ということです。
大騒ぎをすることは、「攻撃者の思うつぼだ」として、冷静に事態を分析し、対策を強化するべきだと述べられました。
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