ローランドは、8月下旬に、PCなしでライブ配信ができるダイレクトストリーミングAVミキサー「SR-20HD」を発売します。
「SR-20HD」は、映像や音声の切り替え、配信、録画が1台に集約されています。
価格はオープンプライスですが、店頭予想価格は33万円前後となっています。
安心してライブ配信するためのさまざまな機能
ダイレクトストリーミングAVミキサーは、PCを使用せずに安定したライブ配信を行うことができます。
トラブルを回避し、高品質で安定した配信を行うために、以下のさまざまな機能を搭載しています。
AVミキサー機能
映像のスイッチングや音声のミキシングを行なう
アダプティブ・ビットレート機能
ネットワーク状態を監視し、ストリーミング・データを自動的に調整して配信が中断するのを防ぐ
セーフティ・ディレイ機能
アクシデント発生時、映像や音声をスムーズに静止画に切り替える
テザリング機能
物理的な回線トラブルが発生した際に、予備回線としてスマホを使用できる
SR-20HDの特徴
HDMI入力を2系統装備しているので、カメラやスマホ、タブレット、プレゼンテーション用PCなどのさまざまな機器を接続できます。
また、ローランドのUSBビデオキャプチャー対応製品や、互換性のあるWebカメラを接続するためのUSB入力端子も装備しています。
オーディオ入力はマイク、ライン入力など合計8系統を装備しているので、マイクや音楽プレーヤー、電子楽器など、いろいろな音声を入力できます。
SR-20HDに必要な機器を接続後、ネットワークにつないで、YouTube Live、Facebook、Twitchなどですぐにライブ配信を始めることができます。
企業や学校関係者に利用してもらうことを想定し、プロの手を借りることなく、各種のオンラインイベントやオンライン授業ができます。
最大1080p/60fpsで2系統同時にライブ配信できるエンコーダーを搭載しています。
2つのチャンネルでライブ配信可能なので、多くの視聴者へアプローチすることや、アーカイブや後日配布するためのバックアップの作成ができます。
SDカードスロットを備えているので、MP4形式でSDXCカードへ録画可能です。
録画したファイルを編集したり、YouTubeやその他の動画プラットフォームへアップロードすることもできます。
モバイル回線を含む全ての回線がダウンした場合でも、録画データをバックアップとして利用できます。
さらに、ポッドキャストや、音声コンテンツ用として、WAV形式でステレオ録音もできます。
他にもSDXCカード記録の静止画や動画、オーディオファイルの再生も可能なため、プレゼンテーションの演出素材としても使えます。
配信時の手間を軽減する機能
映像切り替えや音声のミキシングを自動化し、配信時の手間を軽減する以下の機能を搭載しています。
オート・スイッチング機能
映像をあらかじめ設定した時間間隔で自動切り替え、配信を動きのある映像で盛り上げる
オート・ミキシング機能
複数のマイク入力の音声バランスを自動で調整する
ビデオ・フォロー・オーディオ機能
複数の話者がいる対談やディスカッションなどのライブ配信で、マイクの音量から判断して、自動的に話者の映像に切り替える
これらの機能により、機器操作に追われることなく、ライブ配信中はイベントの進行に集中できます。
外形寸法は300×215×86mm(幅×奥行き×高さ)。
重量は2.4kg。
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