この記事の注目点はココ!
・5Gの通信では高周波数帯を使用するため、電波が届きにくく、カバーエリア内に5G基地局をたくさん増やしていかなければならない、というのが実状
・あらゆる産業をカバーする5Gネットワークを早期に整備し、日本の産業育成や地方創生、国土強靭化に貢献することで国際競争力の向上を目指していく
ソフトバンクとKDDIは、2019年7月の両社の合意に基づき、地方における第5世代移動通信システム(以下、5G)のネットワークの早期整備を共同で推進するための合弁会社「株式会社5G JAPAN」を2020年4月1日に設立したことを発表した。
現在、通信キャリア大手3社とも5Gの通信エリア(カバーエリア)を発表しているが、通信エリアがスポット的で狭く少ないため、5Gの普及を待つユーザーや関係者からは落胆の声しか聞かれない状況だ。首都圏や大型都市圏でもそのような状況のため、地方においては更に普及が遅れる可能性がある。5Gの通信では高周波数帯を使用するため、電波が届きにくく、カバーエリア内に5G基地局をたくさん増やしていかなければならない、というのが実状だ。
5G JAPANは5Gネットワークの地方展開を加速するべく、両社が保有する基地局資産を効率的に相互利用するインフラシェアリングを推進し、5G基地局の工事設計や施工管理に関する業務を行うとしている。これはソフトバンクやauのユーザーにとって、利便性に直結する判断といえるだろう。
また5G JAPANは、ソフトバンクの「情報革命で人々を幸せに」とKDDIの「お客さまの期待を超える感動をお届けすることにより、豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献」の二つのビジョンの下、あらゆる産業をカバーする5Gネットワークを早期に整備し、日本の産業育成や地方創生、国土強靭化に貢献することで国際競争力の向上を目指していく。
引用:ソフトバンクとKDDIが「5G JAPAN」を設立 5Gネットワークの地方展開を加速
サービス提供を開始したもののエリア整備が課題だと言われていたため、各キャリアの垣根を越えたこのような取り組みは、一般ユーザーにとって歓迎すべきニュースだろう。
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